色に関するとりとめの無いメモ

はじめは、今月の21日(水)に開かれる第二回 W3C CSS Module 仕様書もくもく会@東京 - connpasscss-color-3がテーマにされると言うことで、これに関してネットからの援護射撃(?)っぽいことをしようと思っていたのですが、ものの見事に仕様の範囲外な方向に達してしまいました。当初の目的という意味においては、たぶん何の役にも立ちませんが、色に関して少し調べたものについてごく簡単にメモをしておくことにします。

  • 光、物体、感覚の3つの要素があって「色を見る」というものが成り立つといえる。
  • ヒトの感覚(視覚)は可視光線を知覚できる。紫外線や赤外線を知覚することはない。
  • ヒトの網膜には、錐体と呼ばれる視細胞が存在し、赤錐体・緑錐体・青錐体の3つが存在する。
  • 3つの錐体は赤、緑、青の波長によく反応し、これが光の三原色に対応する。
  • 光の三原色の加法混色により、さまざまな色を知覚する。
  • 光の三原色を応用したCIE(XYZ)表色系が1931年に勧告された。
  • (正確さを欠くかもしれないが)CIE(XYZ)表色系のxyはヒトが知覚することができる色をほぼ網羅していると言える。
  • さまざまな機器で色を統一的に扱うために、sRGBが1999年に定められた。
  • しかし、CRTモニタが念頭に置かれていたため、sRGBの色域はそんなに広くない。
    • 液晶モニタの製品ポテンシャルでは、たとえばAdobe RGB カバー率xx%などと謳った製品なんかもある(sRGB色域の外の色を表示できる)
    • sRGBはデジカメやプリンタの色を全部扱えるわけでもない
  • 拡張色空間:sYCC、bg-sRGB、scRGB、xvYCC、opRGB…いろいろあるらしい。
  • そう考えると、sRGBの範囲しか色指定できないcss-colorってどうなの?
  • 現時点のcss-color-4 Editor's Draftを見る限り、sRGBの外の色を扱うことはできなさそう?


深刻な知識とリソースの不足を感じますね……。