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電子書籍版デザイニングWebアクセシビリティの献本をいただいた

月曜にメールボックスを開けたらボーンデジタルの岡本さんからメールが来ていて、えっえっ…みたいな挙動不審な感じで驚いていたわけですが、きっとdl要素についてツッコミを入れたこと(詳細は『デザイニングWebアクセシビリティ』流し読みの感想を参照)が勘案されたんだと思います、たぶん。(ちなみに初めて献本いただいたので小躍りしています…)なお、この電子書籍版は2版になっているので、正誤表が反映されていたりします。

さて、この本の特色については物理書籍版を購入した直後に書いた上記のエントリーの中で、だいたいのことを言っているのでそちらを参照してもらえればと思いますが、初版が刊行された2015年7月と2016年末時点でのアクセシビリティに関連するだろう仕様の状況を比較してみると、

  • WCAG 2.1の仕様策定が始まることがアナウンスされています。まだWCAG 2.1のエディターズドラフトがないため、具体的に何がどうなるのかというのは筆者も把握できていませんが、数字上はマイナーバージョンのみが上がるだけにもかかわらず、それなりの大きな拡張や更新が入る予感がしています(私個人の予想です)。
    • それでも、WCAG 2.0の基礎が揺らぐことはないでしょう。本書はWCAG 2.0を基に作成されていますが、本書で述べられている考え方が将来W3C勧告となるだろうWCAG 2.1でまるで通用しない、などという事態はないと断言できます。
  • JIS X8314-3:2016とWCAG 2.0はいまや一致規格です。政府調達や地方公共団体案件もばっちりカバーできるはずです。
  • WAI-ARIA 1.1やDPUB-ARIA 1.0が勧告候補に進んでいます。本書の扱う範囲と直接は関係しませんが、ARIA方面の仕様策定の勢いはあります。
  • W3C HTML 5はHTML 5.1勧告にとって代わってます。

このようなウェブ関連仕様の更新はもちろんありますが、根本のアクセシビリティに関する考え方が大きく変わるわけではない、ということも同じく言えます。発刊から時間が経ったとしても内容が色褪せるものではないのが本書の大きな強みだと信じています。


とまあ難しい話は抜きにして、巷でアクセシビリティという単語は聞くようになったのだけれども何から手を付ければいいかわからない人、自分は興味があるのだけれども周りにどうアクセシビリティを説明したらいいのか分からない人はもちろんのこと、電子書籍版でありますから、物理書籍版は興味があったのだけども置き場所という理由で購入をためらった人、空いた時間にタブレット端末で持ち歩いて読みたいという人、電子書籍をスクリーンリーダーで読み上げさせたい人などに本書を推しておきます。興味を持たれた方は次のリンクからポチってみてはいかがでしょうか(試し読みもできるみたいです)。

電子書籍版デザイニングWebアクセシビリティ|書籍|株式会社ボーンデジタル

やっぱり物理書籍がいい、このエントリーが気に入ったから私に小銭を落としてやってもいいという人がいれば、Amazonアソシエイトもどうぞ(執筆時点でAmazon電子書籍版がなかっただけとも言う)。

デザイニングWebアクセシビリティ - アクセシブルな設計やコンテンツ制作のアプローチ

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