- 電子書籍アクセシビリティにおける頭字語(略称)の表記
- http://a11ytips.info/2017/02/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%A0%AD%E5%AD%97%E8%AA%9E%E7%95%A5%E7%A7%B0%E3%81%AE/
このエントリーでMoyaさんがいろいろと書かれておられるのですは、「小数点「.」を「,」と表記した時の視覚的問題点に関する追記」の節を読んでの追補というか参考資料みたいなものをば。
句読点について
これは句読点 - Wikipediaにあるように、
日本語の文章では、縦組と横組とで句読点を変えることがある。縦組では「、。」だけであるが、横組では「、。」「,。」「,.」の組合せがある。
ということで、文書次第かと(著者の好みもあれば、書籍であれば出版社のルールによる縛りもあるかと)。他の資料としては、九州大学 渡部善隆先生による横書き句読点の謎(PDF注意)なんかがものすごく詳しいと思います。
小数点について
もちろん視覚的な問題はわかりますし、日本語の慣習に反するだろうわけですが、本題とはややそれるものの小数点の表記は国によって違う、ということをまず抑えておきべきかなあと。これも小数点 - Wikipediaがわかりやすいでしょうか。
まあコンピューターの処理の観点からは、言語のロケール(Windows 10でいうなら、「コントロールパネル」→「地域」で設定できるあれやこれやだと理解してもらえばよいかと)の影響を強く受けるので、当該書籍については、読み上げソフトの認識に不備がある(だからこそ、カンマを小数点として認識しうる)、というところを突いたハックだと思うんですよね…。
そんなこんなで、句読点から小数点の是非を問うよりかは、言語によって小数点に使う記号が違う、ってところを抑えておいたらいいんじゃないですかねえ、とかなんとか。