書き殴りでロクに推敲をしていないのであんまり真に受けないような方向でひとつ
会社でアクセシ活動してて思うけど、アクセシビリティの認知度とか「大事だと思っている」って認識はずいぶん広まっているみたい。でもやるためのお墨付きがないとか、どこから着手すべきかわからない、何をすればいいのかわからない、みたいのが多い。
— そめ (@_tsmd) 2020年10月14日
要はプライオリティが高くないのである。他にいろんな大事なことがあるから。大事さの絶対的指標は特になく、なんとなく決まるのではないか。「最近ちょくちょく耳にするな」とか「あの人が言ってたからそうなんだろう」とか
— そめ (@_tsmd) 2020年10月14日
時間は限られているけれども、個人的な実践といういちばん小さいところから、えらいひとにトップダウンを働きかけてもらう取り組みまでの振り幅がひろすぎて、どうすりゃいいもんだろう。その中間のいろいろのフォローも欠かせない。専業化したい。
— そめ (@_tsmd) 2020年10月14日
ツイートがわりかし全方向に向いてたり、ツイートの解釈問題があるとは思うけどもそれはさておき。まあ、いわゆるディレクターなのかヴィジュアルデザイナーなのかマークアップエンジニアなのかっていう職種にも依ると思いますけれども。
やるためのお墨付きがない
というのは多分会社に属していてやりたいんだけれどもやれるフローになってない、って事だと思うんだけれども、それはその組織の風土をどう変えていくのかという話ではなかろうかと。企業がWebアクセシビリティに取り組む価値 - accrefsとか組織導入に奮闘している事例 - accrefsで解決の一端が見えるのではなかろうかと。
どこから着手すべきかわからない、何をすればいいのかわからない
何から手を着けていいのか分からないときは - accrefsで回答が出ているのでは。
要はプライオリティが高くないのである。他にいろんな大事なことがあるから。
いやまあそれはそうなんだけれども、じゃあ制作物あるいは納品物として、どのぐらいの品質を保持して納めますか?ってところに言い換えればいいと思う。例えば納期とのバーターにはなってくると思うわけなんですけど、どんなに急ぎの案件でもかくかくしかじかを満たさなければならないというのはあるかと思うわけで(個人だろうと組織だろうと)。
視覚的に見えればいいってもんでもないでしょう、それでいいならペライチの画像でも食わせておけばいいわけで、って所からでしょうか、下から見上げるならば。
大事さの絶対的指標は特になく、なんとなく決まるのではないか。
それは単にウェブアクセシビリティ観点での品質の基準を組織内なりで検討していないからこそ、なんとなくで決まるんじゃあないですかね。
時間は限られているけれども、個人的な実践といういちばん小さいところから、えらいひとにトップダウンを働きかけてもらう取り組みまでの振り幅がひろすぎて、どうすりゃいいもんだろう。
ボトムアップもしないといけないし、トップダウンもないとなり立たないと思いますねぇ。組織内前提で考えると、その組織の状況にも依るでしょうけれども、まずは味方になってくれる可能性が高い人を巻き込んで行くのが王道では、と。
まとめになってないかもしれない中間まとめ
- 単なる思いつきとして、品質っていう意味ではQC7つ道具とかウェブアクセシビリティに適用するとどうなるのかとか興味はあるんですけどね。そもそもソフトウェアにフィットするのかどうかとか、役に立つのかどうかとかは知らんけど。
- でも定量評価できないと意味がないんだろーなー
- WCAG 2.xっていう観点だと、エキスパート・ジャッジメントに委ねる部分がでかすぎるのが諸悪の根源では…
- 機械もっとがんばれ、超がんばれ。
組織内でウェブアクセシビリティに対応できるようにするってのもまあ大事なんですけれども、世の中に目を向けるといかんせんウェブアクセシビリティに携わっているプレーヤーの絶対数が足らないってのがネックだと思うんですよね。本邦の世の中の雰囲気としてウェブアクセシビリティ対応をやらないと大変なことになる、って空気ではないわけじゃないですか。それをどうにかしないといけないというのはまあ、ウェブ業界に転職してから個人的な思いを強くしているわけではあり。
あれですよ、究極的には国民全員がウェブアクセシビリティってものを知っておくべきなんですよ、まあそんな状況はあり得ないと思うんですけど、あるページに対して「アクセシブルじゃない」と気づくとかまあ、どのぐらいウェブアクセシビリティが担保されているかをウェブ制作者だけじゃなくて発注者がわかんないとウェブアクセシビリティなんて向上できっこないわけですよ。
そういう状況に持っていくにはウェブアクセシビリティを考えざるを得ない状況に持っていく、つまるところ法律を作ってかくかくしかじかの場合はほげほげの基準を守った状態でなければならない(shall)、とするしかないわけであり(他に方法があったら教えてください)。
でまあ、そういう政策を作る必要があるわけでして。まあ金になるとか票にならないと政治は動かせないでしょう…。
- 法律として
- 国や地方公共団体とかそういう方面
- 基本的には法で縛ってしまえばよいはず、たぶん。
- ただし、担当官によって(ウェブ)アクセシビリティに対する取り組みのバラツキが大きすぎるというようなことをなくすために、全員が繰り返し教育されるべき。
- 発注者も(ウェブ)アクセシビリティわかってないといけないよねっていう。
- 政府調達とかそういう方面。
- VPATとかそういう話。半歩前進した、政府調達での情報アクセシビリティ対応あたりがヒント。
- みんなの公共サイト運用ガイドラインが徹底できているかって言うと、残念ながらそうじゃないですよね…?
- 私企業に対して
- ウェブ制作業界として
- みんなの公共サイト運用ガイドラインの簡易な民間版的なものがいるんじゃないの
- ある一定のウェブアクセシビリティを満たしているかどうかを見極めることができる人に対する教育プログラムないし専門資格相当のもの
- ユーザビリティだと人間中心設計専門家とかあるわけですから、そういうのの(ウェブ)アクセシビリティ版とか
- https://twitter.com/smartudlab/status/1316718401423777792 こういうのを輸入してくるとか
- JIS X 8341-3なりとどう政策とマッチングさせるか。
- 求められるウェブアクセシビリティ基盤委員会の立場とは。
- いうてISO/IEC 40500が更新されればJIS改正するのが至上命題でしょう
- CIAJの情報通信アクセス協議会から何か提言できるのかどうかとか?
- 学術界とか政界とか
- どういう先生がご興味ありますかね
とまあ、これだけ書いたんですけど*2、どう考えてもウェブ制作会社だけではどうにもならないんで、IT業界全般でうんたらかんたらしないと無理ですね。
デジタル庁がどうなるのとかと絡めて、「日本のインターネットの父」慶大の村井純教授が内閣官房参与に デジタル政策分野を担当みたいなニュースもあるので、乗るしかない、このビッグウェーブにってところでしょうか。
これ読み返したら恥ずかしさのあまり爆発すると思いますが、たまには勢いに任せて書くのもまあいいかなと思いました。