宣伝:WAI-ARIAと切っても切れないHTMLの話について@bakeraと筆者が書いている、HTML解体新書-仕様から紐解く本格入門という名前のHTMLの書籍が予約発売中です。WAI-ARIAの話も書いてますので、買いませんか(ダイマ)。
という宣伝は脇に置いて、去る2/17のWAI-ARIA勉強会で喋ってきました。関連するURLはこんな感じで。
- 今回使用した筆者のスライド
- YouTube - アーカイブ動画
- togetter - WAI-ARIAなにもわからない
- 主催の@cloud10designsによる振り返り記事 - ようこそ、絶望の谷へ
現勤務先に勤務するようになってから、なんと初めて勉強会と銘打ったところで喋らさせてもらいましたという(Web24で喋ってたことはありましたけども)。
久々に喋る以上に、ロクにスライドのリハーサルをしなかったためにぶっつけで喋って大丈夫かしらという不安が最後までつきまとい(そしてトリの枠だったので)、あんまりほかのスピーカーの方々の話を落ち着いて聞けていなかったのが実のところだったりします(すみませんすみません)……それでも、みなさんよい発表をされてたと思います(ひとえに主催の@cloud10designsの人徳ですね)。
さておき、スライドを作りながら、やっぱりオーサリング要件だけ読んでてはダメで、実装に片足を突っ込まないと仕様の理解って進まないよなと改めて思いました。というか、このスライド作りを通してWAI-ARIAの自分の理解がちょっぴり深まったかもしれません。(実際にAPIを叩いてみた…というのは無理にせよAPI仕様を漁ってみた、くらいまでやっておくべきだったんでしょうけど、時間がなかったってことにしておいてください)
WAI-ARIAを結局どう活用していくのよというのは、複雑なコンポーネントを自前で実装しない限り、ライブラリーがポンコツなロール、ステート、プロパティを吐き出していないか、というところがポイントなのかなと思います。ですので、アプリを作るのでなければ、自分でARIAを書くというよりかはパターンを把握して、おかしなことをいってないかというのを確認できればよいのではないかなと思います。つまるところ、slickお前はダメだと(何)。
ホスト言語とWAI-ARIAの共進化という話も触れましたけども、HTMLがARIAの機能を取り込んでいくというところは結局、(支援技術に情報を正しく伝えるという意味でも)HTMLのセマンティクスに基づいたマークアップをしていきましょうというところに落ち着くわけで。まあそういう意味ではWAI-ARIAを理解するには礎たるHTMLのセマンティクスを理解していきましょうというのが早道かと思います、たぶん。
冒頭でちょっぴり宣伝した書籍の話は、来月に書く…はず。