2022年秋アニメ主題歌ミュージックビデオにみるアクセシビリティ

秋アニメ1話をいまだに全部見れていませんとかいう前口上はさておき。

短評：ごく標準的な（？）YouTubeによるクローズドキャプションが提供。

短評：クローズドキャプションとして日英、インドネシア語、スペイン語の4カ国語が提供。しかし、英語パートの歌詞がなぜか日本語訳になってしまっているのは…。

【MV】GARNiDELiA「幻愛遊戯」（うちの師匠はしっぽがないOP、レーベル：ポニーキャニオン）

短評：クローズドキャプションとして日英、中国語（簡体字・繁体字）、インドネシア語、スペイン語、タイ語、ベトナム語のなんと8カ国語が提供。日本語キャプションにはローマ字も添えられており、日本語ノンネイティブに嬉しいだろう。

短評：オープンキャプションとして埋め込みされている。

短評：書き起こしはもちろん、自動字幕起こしも無効化されており、厳しいですね…。

短評：動画に映像表現として歌詞が出てくるこの手のもの、果たしてアクセシビリティガイドラインの観点からキャプションと見なしてよいのか？というのは整理する必要がありそう。

短評：キャプションはなく、歌詞の書き起こしテキストのみ存在。

短評：オープンキャプションとして埋め込みされている。また、歌詞の書き起こしテキストもありとアニメ本編同様にスキがなかった？　ただし、1:27あたりからの間奏パートは英語バージョンにはキャプションがあって、日本語バージョンにはキャプションがないのが惜しいか（映像表現としては存在する）

とまあ、駆け足で眺めてみました。著作権の問題もあったりするでしょうが、キャプションや書き起こしがあれば、日本語ネイティブはもちろん、ネイティブでない海外の方にも当然歌詞が伝わるわけで、継続的に頑張ってもらうと嬉しいですね、という締めくくりにしたいと思います。

この記事内のレーベル表記は、基本的にYouTubeにあるライセンス表記によります。YouTubeになければ適当にぐぐったものを貼ってます。↩
途中で力尽きて一番下まで見たわけじゃないんだ。なので、おもしろ（？）なページはほかにもあるかもしれない。↩
映像・音声のアクセシビリティの達成基準に関する情報は、Planning Audio and Video Media | Web Accessibility Initiative (WAI) | W3Cがもの凄く役に立つでしょう。↩
旧メディアファクトリー ↩
Sony Music Entertainment傘下。SME Japanではない。↩