さよならレガシーエンコーディング。
文字エンコーディング宣言が存在するかどうかにかかわらず、文書のエンコードに使用される実際の文字エンコーディングはUTF-8でなければならない。
4.2.5.5 文書の文字エンコーディングを指定する - HTML Standard 日本語訳
Require utf-8 when specifying character encoding by sideshowbarker · Pull Request #3091 · whatwg/htmlにより、HTMLで使用できるエンコーディングはUTF-8のみとなりました。これにより、古いHTMLでは許容されていた、Shift_JIS、ISO-2022-JP、EUC-JP、UTF16LEといった文字エンコーディングは適合するHTMLではなくなりました。すでにNu Html CheckerでUTF-8以外の文字エンコーディング宣言を含むHTMLのチェックを行うと、警告ではなくエラーとして報告されます。すみません、どうやら別のエラーと勘違いしていたようです。Checkerは警告のままになってます。
なお、W3C HTML側のissueはRequire UTF-8 · Issue #1039 · w3c/htmlになります。
10/11 0:45追記:
いろいろブコメやら反応やら頂いてるようで追いかけ切れてはないですが、ブラウザーがレガシーエンコーディングのサポートを打ち切るということではないです。
User agents must support the encodings defined in the WHATWG Encoding standard (以下省略)
12.2.3.3 Character encodings - HTML Standard
とあるように、Encoding 4.2. Names and labelsに挙げられている文字エンコーディングはブラウザーが引き続き認識しなければなりません。ですから、上で挙げたようなShift_JISをはじめとする、今回のHTML仕様の変更以前に書かれたHTML文書をすぐにでも修正しなければならない、という話でもないはずです(とりわけ古いHTML仕様に沿って書かれたものに関してはそもそもこの変更の対象外ではあります)。