このごろのWAIC WG4(2020年3月版)

このごろのWAIC WG4周りのことについてごく簡単に。

今年度はなんといってもWCAG 2.1 解説書を公開したのが一番の成果でしょうか。着手から1年経ってしまっているのは、リソースの都合上如何ともしがたいところではありますが。

WCAG 2.1 解説書を更新する意志はあるのか?という話なのですが、まずは、Techniques for WCAG 2.1をWCAG 2.1達成方法集として送り出すべく優先して作業するのがよろしかろうという話になっています。ということで、ますはその作業をぼちぼちと進めているわけですが、WCAG 2.0達成方法集にもある文書もそのままコピーせずにひとつずつレビューするという方針を採っているので、全体が終わるのはある程度時間がかかりそうではあり。

それはそれとして、ATAG 2.0でレポジトリたまっていたissueをほぼ片付け終わったので、なにもなければ4月には更新版を公開できるんじゃないでしょうか。そういう意味では、ATAGに割いていたリソースもWCAG 2.1達成方法集に注ぎ込むことができるはずなので、ある程度加速する…はず。

最後に、ウェブアクセシビリティに関連する別の翻訳文書がもしかしたらWAICで公開される…かもしれません。何の文書なのかはWAIC内で調整中なのでここには書きませんが、内部で合意が取れれば、正式に公開されることになると思います。

とまあそんなところです。